どっちがいいとかあるの?認証工場と指定工場って何?

・認証工場の特徴

9220920793_5e041cb2e6_z
車検を受ける場合、正規ディーラーや車検専門フランチャイズなどがまず候補に上がるでしょう。
それらと同様に、車検で定番なのが民間の整備工場となっています。
民間の整備工場は車検を安く通せる可能性が高いこともあって高い人気を誇っており、認証工場と指定工場があるのが大きな特徴です。
この二つの違いについて簡単に説明させて頂きましょう。

認証工場は、自動車分解整備事業と記載された看板があるのが特徴となっています。
この認証工場ですが、自前で車検を通すわけではありません。
認証工場で行えるのは点検や整備です。
これらの点検や整備が行われた後で、車検場に車が持ち込まれ、そこで車検が行われます。

認証工場は車検に繋がっているのは間違いありませんが、実際に車検が行われるのは別の箇所です。
そういう意味では、二度手間かもしれません。
そもそも認証工場が法的にどうなっているのかですが、地方運輸局長により認証が行われています。

これは指定工場も同じなのですが、指定工場のように地方運輸局長による指定は行われていません。
近くに指定工場が見つからないという場合には、認証工場を利用して運輸支局といった車検場に車を持ち込むことも珍しくはありません

・指定工場の魅力

1504654233_67e2ddb717_z
前述の通り、指定工場と認証工場は法的な立場は似ています。
自動車の分解整備を行う場合には地方運輸局長の認証を受けなければならず、これは指定工場も認証工場も同じです。
認証工場の中で、技術、設備、管理といった面が一定の基準に達していると評価されれば、地方運輸局長より指定自動車整備事業の指定を受けることとなります。
この指定を受けているのが指定工場です。

一般的には、民間車検場と呼ばれることもあり、車検を行う場合にはお馴染みの存在です。
認証工場とは看板がやや異なっており、指定自動車整備事業の看板が掲げられています。
指定工場は認証工場を兼ねているので、自動車分解整備事業の看板も一緒に掲げられていることでしょう。
こちらの指定工場は、工場内で車検を受けることが可能となっています。

そのため、認証工場と指定工場が近くにある場合は、基本的には指定工場を利用する可能性が高いでしょう。
認証工場が悪いというわけではありませんが、一定の基準に達していると評価されているのは大きなメリットです。
正規ディーラーといった施設と比べると安く車検を通せる可能性も高いので、あまりお金をかけたくない場合には、指定工場の技術が役立つことでしょう。

・メリットとデメリット

19891914318_2d5fac736b_z
認証工場と指定工場なら、基本的には指定工場を選ぶこととなります。
しかし、指定工場ならば問題がないというわけではありません。
まず、一定以上の評価を受けているのは確かですが、それでも腕の差は出てきます。
民間の整備工場に依頼する場合の最大のデメリットは、腕の差があるという点です。

これは認証工場だけでなく、指定工場でも見られるので、指定工場だから大丈夫とは断言することができません。
正規ディーラーが土日祝でも対応しているのに対して、基本的に民間の整備工場は土日祝は営業していませんので、土日祝しか休みがないという方にとっては使いづらいのは確かです。
また、コンピュータ部分に関してはやや弱い傾向がありますので、場合によっては車検がスムーズにいかない可能性もあります。
これらの点は大きなデメリットですが、一方でメリットも多くあり、様々な車種に対応しているのは大きな魅力と言っても過言ではありません。

また、指定工場によっては特定の車種に強いという特徴もありますので、調べてみると良いでしょう。
万能的な存在ではありませんが、車検を通したい場合には心強い味方となってくれます。
どのような特徴があるのか、しっかり把握しておくと良いでしょう。"

SNSでもご購読できます。