車検に落ちた・・・もうその車は運転できないの?

・車検で落ちる場合

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自動車を乗る上で必ず必要なのが車検です。
しかし、場合によっては車検に落ちてしまうことも珍しくはありません。
そのような場合にどう対処すれば良いのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
まず前提として、工場や正規ディーラーを始めとした業者に依頼した場合に不合格になってしまうことはほとんどありません。

業者はプロですから、どのようにすれば車検に通るかは良く把握しています。
経験、技術、設備などが揃っていますので、業者に頼んで車検に落ちることはまず有り得ないと考えて良いでしょう。
しかし、稀にですが不測の事態に陥ってしまうことはありますので、限りなく可能性は低いものの車検に落ちてしまうことも絶対にないとは言い切れません。
仮にそのような事態になった場合でも、すぐに対応してくれるでしょう。

基本的には、その日のうちに再受験を行ってもらえると考えて問題ありません。
しかし、それでも通らなかった、そのようなケースも存在しています。
その場合は翌日以降に持ち越されるわけですが、車の持ち主がやるべきことはあまりありません。

技術面では任せてしまって良いでしょう。
引き渡しが遅れる、修理費用が嵩むなどの問題を話し合ってみて下さい。

・ユーザー車検は落ちることも多い

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業者に依頼した場合は車検に落ちてしまうことはあまりありません。
しかし、車の持ち主が主体となるユーザー車検の場合は話は別です。
頻繁に車検を通している業者と異なり、経験が圧倒的に足りません。
どれだけ知識があっても、この経験の差はいかんともしがたいものがあります。

そのため、車検に臨んだものの落ちてしまう、そのような事態も珍しくはありません。
まず、何が理由で落ちてしまうのかを把握して行動する必要があります。
不合格になってしまう理由は大きく二つに分けられ、操作のミスか、車の問題かです。
操作のミスは、初めてユーザー車検に臨む方の場合に良く見られます。

サイドスリップ検査でハンドルを操作してしまった、ブレーキ検査の際の踏み込みが甘かったなどが頻出の原因です。
このような場合は操作さえ上手くいけば合格するので、再挑戦しましょう。
ただし、三回目以降の再検査の場合は再度検査手数料がかかってしまいますので、失敗を繰り返してしまうと思わぬ出費に繋がってしまいます。

基本的には当日に合格を目指すこととなりますが、焦ってしまうと失敗に繋がってしまいますので、不合格の場合はまず落ち着くことが重要です。
何が問題なのか、検査官の方に尋ねて良くシミュレーションしましょう。

・車に問題がある場合の対処

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ユーザー車検で、かつ車に問題があるケースは厄介です。
例えば、ブレーキランプが切れていたといった理由ならばそれほど苦労することはありません。
カー用品店で買ってきて取り付ければすぐに合格するでしょう。
しかし、ドライブシャフトブーツが破れている、マフラーに穴が空いているなど、個人で修復するのが難しいトラブルが発生している可能性もあります。

そのような場合は車検を扱っている業者の力を借りるしかないでしょう。
そのような場合、後日に改めて持ち込むこととなります。
車を持ち込んだけれども当日に合格しなかった場合は、限定自動車検査証というものを発行してもらうことが可能です。
こちらは一時的な車検証と考えて問題ありません。

車検が切れている場合は公道を走ることができませんが、この限定自動車検査証をもらっているならば例外的に公道を走ることが可能です。
有効期間は十五日であり、当日も含まれています。
実質的には二週間しか時間がないので、この期間内に問題を解決して、再び車検に臨まなければいけません。

二週間以内に再び車を持ち込むならば、問題があった箇所のみの検査で済みます。
しかし、二週間を超えている場合は最初からやり直しなので、期限には注意が必要です。

修復が難しい車は、事故車や廃車として売却するのも1つの手です。事故車の買い取りを行うWEBサイトなどでの売却なども検討してみましょう。

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