知らなかった!沖縄だけ車検費用が安いって本当?

・沖縄の車検の特徴

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日本国内の中でも、特に異色の都道府県が沖縄県となっています。
本州から大きく離れており熱帯気候に近い、戦後はアメリカ軍に占領されたいたなどの理由から、日本の中でも外国に近い雰囲気を持っている都道府県です。
沖縄に旅行に行かれた方なら分かるでしょうが、良い意味で日本らしくない雰囲気を感じられます。
沖縄が本州と大きく異なっているところは色々とありますが、その中でも特に変わっているのが車検です。

沖縄県は車検が他の都道府県と比べて格段に安いことで知られています。
もちろん、車検を行うところによって値段が変わるのは説明するまでもないでしょう。
民間の整備工場なら比較的安く車検を通すことができます。
逆に正規ディーラーに依頼すると高くなってしまいますので、この費用は車検をどうにかしなければいけない方の悩みの種です。

しかし、沖縄県の場合は工場によって値段の差がある、という範疇に留まりません。
明らかに沖縄県の車検は他の都道府県に比べて安く、ある意味で羨ましく感じられる土地となっています。
どうして沖縄県だけが車検の費用が安く済むのか、逆に他の都道府県はどうして車検が高くなってしまうのか、多くの方が疑問に感じられているでしょう。

・基本的には本州と同じ

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まず、沖縄県が他の都道府県と比べて整備費用が部品代が大幅に安いというわけではありません。
整備費用や部品代が変わらないなら何が違うのか、そこに触れる前にまず車検について簡単に説明させて頂きます。
車検代は主に四つの費用で構成されており、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料、その他です。
自動車重量税は車検に出す車の重さ、区分に応じて課せられる税金であり、軽い車ほど税金が安く、重い車ほど税金が高くなっていまします。

自賠責保険料は自動車やバイクに乗っている方が必ず加入しなければならない、自賠責保険の支払い料金です。
必ず、車検の有効期間をカバーしていなくてはならず、一般的には24ヶ月の加入を行います。
検査手数料は車検の手続きの際に支払わなければならない手数料です。
印紙・証紙販売窓口で印紙を購入し、それを手数料納付書か自動車検査証に貼って提出することで支払いが完了します。

自動車の種類によって値段が異なっており、小型自動車はやや安めです。
その他に当たるのは点検整備料や車検代行料であり、これは車検を依頼するところによって大きく変わってきます。
この四つのうちの一つが、沖縄県の車検代が他の都道府県より安い主な理由です。

・自賠責保険料の秘密

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まず、その他に分類した点検整備料や車検代行料ですが、これは工場などによって異なっていますので、沖縄県だけが飛び抜けて安いということはありません。
次に自動車重量税ですが、これは全国共通です。
やはり、沖縄県だけが特別に安いというわけではありません。
そして、検査手数料ですが、こちらも自動車重量税と同じく全国共通です。

残るは自賠責保険料であり、これが沖縄県の車検代が大幅に安い理由となっています。
自賠責保険料も他の都道府県と同じなのではないか、そう感じる方も多いでしょう。
しかし実は、沖縄県は他の都道府県とは扱いが違っています。
自賠責保険料には四つの区分が存在しており、それは「本土」「離島」「沖縄県本島」「沖縄県離島」の四種類です。

沖縄県が飛び抜けて安いというのは正確ではなく、この四種類のうち本土だけが飛び抜けて高いと考えて問題ありません。
本土の場合、24ヶ月の自賠責保険料はおよそ25000円ですが、沖縄県本島はおよそ12000円、離島や沖縄離島の場合は9000円程度となっています。
これだけの差がある理由として、沖縄県や離島は事故が少ないという理由が挙げられるでしょう。
本土は事故の危険性が高く、そのために値段が高めに設定されています。"

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